冬の雪道でのスリップは、実は雪や氷のせいではなく「水」が大きな原因だって知ってました?この記事ではなぜタイヤがスリップするのか?そして、スリップを防ぐための知識を身につけて、安全運転に役立てましょう。
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1. タイヤが雪道ですべる理由
冬の道路でタイヤがすべる主な理由は雪や氷ではなく、実は水なんです。
雪や氷は圧力がかかると一瞬にして溶けて水に変わる性質があります。すると、溶けたタイヤと路面の間に薄い水の層が形成されて、これがすべる原因となるのです。氷上のスケートやカーリングと同じ原理ですね。
2. スタッドレスタイヤがすべらない理由
タイヤが氷上ですべる理由は、車の重みによる圧力で氷が一瞬とけて水になり、その薄い水の膜の上をすべるというものでした。そこで、スタッドレスタイヤはこの水の層を効果的に排出する設計となっています。スタッドレスタイヤの表面をよく見ると、深い溝や細い溝がいくつも張り巡らされているのがわかります。

3. スタッドレスタイヤの雨道での性能
しかし、スタッドレスタイヤが効果を発揮するのはミクロン単位の水分に対してです。雨でできた水たまりのような大量の水には対応しきれません。ゴムの柔軟性も雨道では逆に滑りやすさを増す要因となるので、たとえ雪や路面が凍っていなくても、雨の日の運転は注意が必要です。
4. 夏のスタッドレスタイヤ使用時の注意点
気温が高い夏のスタッドレスタイヤの使用も注意が必要です。高温になった路面の熱でゴムは柔らかくなっています。タイヤと路面の間の水の排出性能はほぼ役に立ちません。
もし夏でもスタッドレスタイヤを使用する場合は、特に雨の日の速度を落とすことが大切です。

5.まとめ
スタッドレスタイヤは冬の雪道や凍結路で性能を発揮するように設計されています。雨の日には特に注意が必要で、春になれば夏タイヤへの交換をおすすめします。スタッドレスタイヤの仕組みを理解して、安全運転を心がけましょう。