タイヤってただのゴムじゃない!
タイヤは車の安全性や性能を左右するとても重要な部品の1つですが、ゴム製品のため消耗します。一定期間や走行距離によって、その効果や性能は減ってしまいます。
この記事では、タイヤの機能から、交換のタイミングとなるサインまでを解説します!
タイヤが持つ3つの主な機能
ここではそのタイヤがどんな機能を果たしているのかご紹介します。
1.快適な乗り心地
タイヤは道路の凹凸を吸収して、快適な乗り心地を実現します。ゴムと空気によるクッション作用で、騒音や不快な振動を軽減しています。
2.走行と停止をスムーズに
タイヤの摩擦力が重たい車の発進を支えています。もし、この摩擦力が低下すれば、どれだけ高性能なエンジンでもそのパワーは発揮できません。さらにスピードが出ている車を減速させたり停めたりするときも、タイヤと路面の摩擦が働いています。タイヤには大変な負荷がかかっていることが想像できますね。
3.方向安定性を保つ
車が直進または曲がるためには、4本のタイヤがバランスよく働く必要があります。特に、曲がる場面では、ゴムの特性であるグリップ力が発揮されて車体の安定性を保っています。
劣化したタイヤが招くトラブル
車の高性能化によって、昔よりも故障やトラブルは減っていますが、タイヤに負荷が減っているわけではありません。ここでは、パンクから燃費悪化まで、予想されるタイヤトラブルを紹介します。
パンクとバースト
タイヤがパンクする原因は様々ですが、異物が刺さることによるものが大半です。
タイヤがすり減ってゴムの層が薄くなってくると、異物が刺さりやすくなります。バーストは特に高速走行中のタイヤが発熱することによって発生しますが、劣化したりすり減ったタイヤではその危険性が増えます。
スリップ
タイヤの溝が減ったり、ゴムが劣化して硬化すると摩擦力が下がり、雨天時などにスリップやハイドロプレーン現象などが発生しやすくなります。
燃費の悪化
タイヤの空気圧が低下するとそれだけ路面との摩擦が増えます。
またグリップ力も弱まり、余計な力が必要となり、その結果、燃費が悪くなります。逆に言えば、タイヤの状態を良く保っていれば燃費向上も期待できます。
偏摩耗
タイヤの一部がすり減ることを編摩耗(へんまもう)と言います。
長い間、ローテーションもせずにいたり、車を改造していたりすると、タイヤの一部分だけがすり減って寿命が短くなります。できるだけ均等にすり減るよう適切なメンテナンスで編摩耗を防ぎましょう。
タイヤ交換が必要なタイミングを見極めよう
タイヤの溝に「スリップサイン」が浮き出てきたら、それは交換時です。
スリップサインとは、タイヤの溝の奥に隠れているゴムが一部盛り上がった部分のことを指しています。これがタイヤの表面に表れてきたら、タイヤ交換の合図です。
また、夏用タイヤは約4〜5年、冬用タイヤは約3年が目安です。ゴムは劣化するものです。経年劣化を見逃さないようにしましょう。
まとめ
タイヤの定期点検は車に安心して乗り続けるために必要不可欠です。スリップや燃費劣化など、トラブルを未然に防ぐためにも、ガソリンスタンドなどで点検しておきましょう。
私たちENEOSフロンティアのガソリンスタンドでは、定期的な点検も行っています。安全で快適なドライブを楽しむためにも、車に関することであればぜひスタッフにご相談ください!
また、タイヤ組み換えや履き替えなども行っておりますので、お決まりの際は、こちらからご予約ください!