|スーパーエルニーニョにより関東大雪!|?過去の事例から学ぶ|
スーパーエルニーニョとは何?|エルニーニョ現象との違い|
スーパーエルニーニョとは、エルニーニョ現象のなかでも海面水温の上昇が大きい状態を指します。具体的には、海面水温が平年に比べ1.5〜2℃以上高くなると「スーパーエルニーニョ」と呼ばれる。
エルニーニョ現象は、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけての海面水温が平均より高くなる現象です。通常、太平洋赤道域では、貿易風と呼ばれる東風が吹き、暖かい海水は西へ西へと移動します。しかし、エルニーニョ現象が発生すると、貿易風が弱まり、暖かい海水が東側に流れ込みやすくなります。このため、東側の海面水温が高くなり、西側の海面水温が低くなるという海水温分布の逆転が起こります。
スーパーエルニーニョによる過去の例
スーパーエルニーニョは、日本を含む世界各地に大きな影響を与える現象です。その中でも、大雪による被害は特に深刻です。
関東では、1974年に発生した「昭和49年豪雪」がスーパーエルニーニョによる大雪の代表的な例として知られています。この豪雪は、1月16日から18日にかけて関東甲信地方を中心に降り、最大積雪は1mを超える地域もありました。この豪雪により、交通機関が麻痺し、多くの人々が被害を受けました。
また、2018年にもスーパーエルニーニョの影響で、関東甲信地方を中心に大雪が降りました。最大積雪は1mを超える地域もあり、交通機関が麻痺し、多くの人々が被害を受けました。
異常気象!大雪への対策
スーパーエルニーニョによる大雪への対策として、
- 雪の積もる前に、スコップなどの雪かき道具を準備しておく。
- 車のワイパーを立てる。※ワイパーゴムとガラスが凍ってしまうのを防ぐため
- 車の運転は、スタッドレスタイヤを装着し、十分に速度を落として行う。
- 外出の際は、防寒対策を万全にする。
- 停電や断水などの被害に備えて、懐中電灯や非常食などの備蓄をしておく。
ガソリンスタンドの雑学|ワイパー編~トリビア~ – (eneos-frontier.net)
また、大雪が降った際には、以下のようなことに注意が必要です。
- 無理な外出は控える。
- 交通情報や気象情報をこまめに確認する。
- 万が一、立ち往生してしまった場合は、近くの避難所に避難する。
結論
普段から対策をしっかりと講じることで、被害を最小限に抑えることができます。過去の例を参考に、しっかりと対策をしておきましょう。