車に詳しくない方でも、エンジンオイルはときどき交換したほうがいいということくらいは聞いたことがあるでしょう。でも、「どのエンジンオイルを選べばいいのか?」までは聞いたことがない方がほとんど。この記事では、エンジンオイルの選び方やその重要性について、わかりやすくご説明します。
エンジンオイルの基本知識
オイルの役割とは?
エンジンオイルは、エンジン内部の摩擦を減少させ、熱を冷却する役割があります。これにより、エンジンの寿命を延ばし、スムーズな走行につながります。
オイルの成分とは?
主に鉱物油や合成油などの成分の違いがあります。それぞれのオイルには特性があり、選び方次第でエンジンの性能が変わることも。下記にその違いをご紹介します。
オイルの種類とその特徴
鉱物油
自然に採れる原油を精製して作られるオイルです。価格が安いのが特徴ですが、一般的な車には十分な性能を発揮します。
合成油
化学的に合成されたオイルで、鉱物油よりも耐久性や性能が高いとされています。特に高性能なエンジンや、過酷な条件下での使用に適しています。
部分合成油
鉱物油と合成油の中間的な性質を持つオイルです。価格と性能のバランスが良いため、多くの車に使用されています。
エンジンオイルの粘度
エンジンオイルを選ぶ際、「5W-30」や「10W-40」といった数字と記号を目にします。これはオイルの粘度を示す指標で、オイルの「とろみ」や「流れやすさ」を示すものです。エンジンオイルの粘度は、エンジンの性能や保護に直結するため、正しい粘度のオイルを選ぶことが重要です。
粘度の数字と記号
W:この文字は「Winter」を意味し、低温時の粘度を示します。Wの前の数字は冷えた状態でのオイルの流れやすさを示しています。つまり、数字が小さいほど低温時でもサラサラしていて省燃費性が高いと言えます。
ハイフンの後の数字:これは高温時(100℃)でのオイルの粘度を示します。この数字が大きいほど、高温時におけるとろみが強いことを意味します。
例:「5W-30」
「5W」は低温時の粘度を示しており、冷えた状態でのオイルの流れやすさが良いことを意味します。「30」は高温時のオイルのとろみを示しており、適度な粘度を持っていることを示しています。
オイルの選択は、使用する車の種類や使用環境、そしてメーカーの推奨に基づいて行うべきです。例えば、寒冷地では「W」の前の数字が小さいオイル(例:5W)が、低温での起動性を良くするために適しています。
選ぶ際のポイント
車のメーカーやモデルに合わせる
車の取扱説明書には、推奨されるエンジンオイルの種類や粘度が記載されています。これを参考に選ぶことで、最適なエンジンオイルを見つけることができます。
使用環境や走行条件を考慮する
例えば、冷え込む地域や、山道をよく走る場合は、特定のエンジンオイルが推奨されることがあります。
耐久性と効果のバランス
高価なオイルほど性能は良いものの、必要以上の性能を求める必要はありません。自分の使用環境に合ったものを選ぶことが大切です。
頻繁なオイル交換の重要性
エンジンの寿命を延ばす
定期的なオイル交換は、エンジンの摩擦を減少させるだけでなく、汚れや不純物を取り除くことで、エンジンの寿命を延ばす効果があります。
交換の目安とは?
一般的には、走行距離や期間に応じて交換することが推奨されています。具体的な交換のタイミングは、車の取扱説明書を参照してください。
まとめ
エンジンオイルの選び方は、車の性能や寿命に大きく関わってきます。また、自分の車や使用環境に合わせて、適切なオイルを選ぶことで、より快適なドライブを楽しむことができます。
皆さんも、この記事を参考に、自分の車に合ったエンジンオイルを見つけてください。
わたしたちENEOSフロンティアのガソリンスタンドでも、オイル交換を承っておりますので、ご検討の方はぜひご予約ください!ご予約はこちらから!