車を運転していると、様々なトラブルに直面することがあります。その中でもエンジンオイル漏れは、愛車の寿命と大きな出費にかかわる重大トラブルの１つであるといえるでしょう。今回はそんなエンジンオイル漏れについて、詳しく解説したいと思います！！

～エンジンオイル漏れとは？

エンジンオイルには、潤滑機能や冷却機能、清浄機能など様々な機能がありますが、このエンジンオイルが何らかの要因によってエンジン内部、もしくは外部に漏れ出てしまうことをエンジンオイル漏れといいます。

～エンジンオイル漏れの原因

エンジンオイル漏れにはさまざまな原因がありますが、今回はよくある原因を２つ紹介します。

①ガスケットの劣化

ガスケットは、車の接合部の隙間を埋め、部品間に流れる液体や気体が漏れないようにするためのゴム製の部品です。ガスケットが劣化してしまうと気密性がなくなり、エンジンオイル漏れにつながります。

②オイルパンの破損

オイルパンはエンジンオイルを留める部品です。損傷や経年劣化でオイルパンに穴が開いてしまうとオイルが外部に漏れだす原因となります。エンジンオイルが漏れて必要なオイル量を下回ると、最悪のケースではエンジンが焼き付いて壊れてしまい、エンジンを載せ替えるなど高額な修理費用がかかってしまいます。

～エンジンオイル漏れの対処法

エンジンオイル漏れに気づいた場合、早めの対処が必要です。ここではその対処法をお伝えしますが、あくまでも応急処置となりますので早めに整備工場などに持ち込んで点検をしてもらいましょう。

【オイル漏れのサイン】

まずはオイル漏れに気がつく必要があります。オイルが減ったり異常を感知すると、メーター類の中にある「オイルランプ」という警告灯が点灯します。

【必読】【記事】車のオイルランプの点灯は何のサイン？壊れる前に知っておこう！

他にも、ふだん車を駐車しているスペースが黒い油で汚れている場合、オイル漏れの可能性があります。気が付いたらすみやかに対策しましょう。

オイル漏れ防止剤を注入する

応急処置として市販のオイル漏れ防止剤を使用する方法があります。一時的にはエンジンオイル漏れを止める効果がありますが、すべてのオイル漏れにあてはまるわけではありません。あくまで一時しのぎですので早急にディーラーや整備工場に持ち込むようにしましょう。

エンジンオイルをつぎ足す

減った分だけエンジンオイルを入れるという方法もあります。当然ですがエンジンオイル漏れの根本的な解決にはなりませんので、早めに整備工場かディーラーに持ち込みましょう。

～エンジンオイル漏れの修理費用

ここまでご紹介したようにエンジンオイル漏れの原因はさまざまです。それゆえ修理にかかる費用はオイル漏れの原因やお乗りの車によって異なります。例えば、ガスケットの劣化が原因なら数万円程度の部品交換で済みますが、オイルパンの破損が原因の場合は数十万円かかります。一部の車種では１００　万円を超えることもあります。「オイルが漏れているかも？」と気がついたら早めの対処が修理費用を抑える場合もありますので、なるべく早急に整備工場かディーラーに持ち込むようにしましょう。

～まとめ

エンジンオイル漏れを放置するとエンジンの故障原因となり、重大なトラブルを引き起こす可能性があります。また、エンジンのオーバーホールや載せ替えなど金銭的な負担も増大する場合があるので、こまめな点検と早めの修理を心掛けるようにしましょう。

エンジンオイル漏れについて知っておくことで、充実したカーライフを送りましょう！！