車を運転していると、知らない間にタイヤがパンクしてしまうことがあります。パンク修理で済む場合もありますが、状況によってはタイヤ交換が必要になることもあります。
そこで今回は、パンクしたタイヤを1本だけ交換する際の注意点、パンクの原因と予防法、そしてパンクしてしまった場合の対処方法について解説します。
1本だけタイヤ交換できるかどうかは状況次第
結論から言うと、パンクしたタイヤを1本だけ交換しても問題ないかどうかは、状況によって異なります。
1本だけで交換できる場合
- パンクしていない残りの3本のタイヤが新品に近い状態、または溝が十分に残っている場合
- パンクしたタイヤと対になっているタイヤが新品に近い状態、または溝が十分に残っている場合
2本以上交換が必要な場合
- 残りのタイヤの溝が半分以下になっている場合
- パンクしたタイヤと対になっているタイヤが古くなっている場合
- パンクしたタイヤ以外のタイヤにも劣化が見られる場合
- 4輪駆動車の場合
4輪駆動車は、前後左右のタイヤの回転差を吸収する仕組みになっているため、タイヤの摩耗度や銘柄が異なると駆動伝達装置に負担がかかり、故障の原因となる可能性があります。
タイヤがパンクする原因
タイヤがパンクする原因は様々ですが、主な原因は以下の3つです。
- 異物を踏む 路上にある釘やガラス片などの異物を踏んでしまうと、タイヤに穴が開いてパンクすることがあります。
- 空気圧の異常 タイヤの空気圧が適正値よりも高すぎたり低すぎたりすると、タイヤに負担がかかり、パンクしやすくなります。
- タイヤの劣化 タイヤはゴム製品なので、経年劣化によってひび割れたり摩耗したりして、パンクしやすくなります。
タイヤのパンクを予防する方法
タイヤのパンクを予防するには、以下の点に注意しましょう。
- 定期的にタイヤを点検する タイヤの表面にひび割れや傷がないか、溝が減っていないかなどを定期的に点検しましょう。
- 空気圧を適正に保つ タイヤの空気圧は、車種ごとに定められた適正値があります。月に1回程度、空気圧をチェックしましょう。
- 安全運転を心がける 段差や縁石に乗り上げたり、急ハンドルを切ったりするような運転は避けましょう。
タイヤがパンクしてしまった場合は、以下の2つの方法があります。
- 自分で修理する パンク修理キットがあれば、自分で修理することができます。ただし、修理キットで対応できるのは、穴が小さい場合のみです。
- ロードサービスを呼ぶ パンク修理キットがない場合や、自分で修理するのが難しい場合は、ロードサービスを呼びましょう。JAFや自動車保険のロードサービスなどが利用できます。
[関連記事]
まとめ
タイヤは車の重要な部品なので、常に良い状態を保つようにしましょう。定期的に点検を行い、空気圧を適正に保ち、安全運転を心がけることで、パンクを予防することができます。
また、パンクしてしまった場合は、無理に自分で修理しようとせず、ロードサービスを利用するなど、安全な方法で対処しましょう。
ENEOSフロンティアのサービスステーションでお車のメンテナンスをご用命ください!安全快適なドライブを!
執筆者
「ENEOSフロンティア TCS推進部 リテールサポートG」WEBマーケティング担当