お正月になると、車のフロントグリルにしめ縄をつける風習があります。しかし、近年では、しめ縄をつけた車をあまり見かけなくなりましたよね・・・
数十年前までは、なんとガソリンスタンドでしめ縄が販売・取付されていたなんてこともありました、ご存知でしたか?
そこで、今回は、車のしめ縄をつけるべきかどうか、最近見なくなった理由、つけるときのルールなどをご紹介します。
そもそもしめ縄とは?
しめ縄には、「神様を迎える準備ができていること」を示す意味があります。また、交通安全を祈願して車につけるものとされています。
つける時期は、12月26日以降から1月7日頃までが一般的です。ただし、29日は「苦しむ」という意味があるため、避けることが一般的だそうです。
しめ縄をつけなくなった理由
しめ縄をつけなくなった理由は、大きく分けて5つが挙げられます。
車のデザインに合わない
昔の車は、格子型のフロントグリルが多く、しめ縄が似合うデザインのものが多かったのですが、近年は、丸みのあるデザインの車が増え、しめ縄がつけづらくなりました。
正月文化が希薄になった
しめ縄だけでなく、門松や鏡餅、おせち料理など、お正月文化が希薄になったことが影響しています。
車に傷がつく可能性がある
しめ縄は、走行時に外れないようにしっかりと装着しておく必要があるため、装着に手間がかかったり、装着時や走行時に車に小さな傷がついてしまったりすることが考えられます。
車が所有ではなくなってきた
レンタカーやカーシェアの普及により、車の利用方法が変化し、自分の車ではないため、しめ縄をつけづらくなりました。
お守りが身近になった
交通安全のために車につけるしめ縄ですが、もっと手軽に身につけられるのが交通安全のお守りです。そのため、お守りがあればいいだろうという考えが広まりました。
車内につけてもいいの?
車内にしめ縄をつける場合は、道路運送車両の保安基準で、車検シールなど許可されたもの以外をフロントガラスや運転席、助手席の窓に貼ることが禁止されているため、規定のない後部座席の窓ガラスなど、邪魔にならない場所につけるようにしましょう。
また、ワイパーレバーなどにも運転操作の妨げとなるため、ぶらさげてはいけません。
処分するときはどうすればいい?
しめ縄などのお正月飾りは、神社や地域で行われる左義長(「お焚き上げ」や「どんど焼き」とも呼ばれる)で処分するのが一般的です。
お正月飾りで迎えた神様を空へお送りするという意味があるといわれています。また、お正月の飾りなどを焼いた火に当たったり、お餅などを焼いて食べたりすることで健康を祈願するという意味もあります。
左義長に持って行くことができない場合は、塩をまいて清めてから、きれいな紙に包んで捨てましょう。
まとめ
しめ縄は、新しい1年の始まりを実感したり、交通安全への意識を高めてくれたりするきっかけにもなるものです。これまで車につけたことがないという方も、今年は車にしめ縄をつけてみてはいかがでしょうか。
最近見なくなったというのも、逆にレアになってきているということなので、街中を歩いていてしめ縄を付けた車を見たら、「今日はいいことあるかも!」と思ってみると楽しいかもしれませんね!
新年を迎えて、せっかくなのでお車をプロの技術で綺麗にしてみませんか?
ENEOSフロンティアの手洗い洗車は豊富なオプションメニューでお客様のお車に合わせた最適なご提案が可能です。
待ち時間ゼロで予約できるWEB予約をぜひご活用ください!
関連記事:年末年始の過ごし方 ランキング – エネオスフロンティアサービス予約 (eneos-frontier.net)
関連記事:年始 車の祈願とは? 意味や効果、お祓いの方法を解説 – エネオスフロンティアサービス予約 (eneos-frontier.net)
関連記事:ポチ袋の由来と歴史 – エネオスフロンティアサービス予約 (eneos-frontier.net)
関連記事:【2024年最新】お年玉の相場は?お年玉の相場ランキング! (eneos-frontier.net)
年末年始の豆知識