輸入車に乗っていると、ホイールに黒い汚れが付着しているのをよく見かけます。これはブレーキダストによるものです。その黒い汚れ「ブレーキダスト」の原因と対処法について紹介します。
そもそもブレーキダストってなに?
ブレーキをかけたときに発生する鉄粉や炭化物などの粉塵です。ブレーキパッドがローターに摩擦する際に、摩擦熱によってブレーキパッドやローターの表面が削れて発生します。
ブレーキダストの発生量は、ブレーキパッドの種類や使用状況によって異なります。一般的に、硬いブレーキパッドは柔らかいブレーキパッドに比べて、ブレーキダストの発生量が多いと言われています。また、ブレーキを頻繁に使う場合や、急ブレーキをかけることが多い場合も、ブレーキダストの発生量が多くなります。
輸入車は、国産車に比べてブレーキダストの発生量が多いと言われています。その理由は、主に以下の2つです。
- 輸入車は、国産車に比べてブレーキパッドが硬いことが多い
- 輸入車は、国産車に比べてローターの厚みが薄いことが多い
硬いブレーキパッドは、摩擦熱を多く発生するため、鉄粉がより細かく粉砕されます。また、薄いローターは、摩擦面積が小さいため、同じ量のブレーキをかけても、国産車に比べて摩擦熱が発生しやすくなります。
ブレーキダストは、見た目が悪いだけでなく、以下のようなデメリットがあります。
- ホイールの汚れや劣化の原因になる
- 車の塗装を傷つける
- ブレーキの性能を低下させる
そこで、ブレーキダストの発生を抑える対策をいくつかご紹介します。
ブレーキダストの発生を抑える対策
1. ダスト低減ブレーキパッドに交換する
最も効果的な方法は、ダスト低減ブレーキパッドを交換することです。ダスト低減ブレーキパッドは、摩擦材に特殊な素材を配合することで、ブレーキダストの発生量を抑えています。
2. こまめに洗車する
ブレーキダストは、放置すると落ちにくくなります。そのため、こまめに洗車して、ブレーキダストを早めに落とすことが大切です。
洗車の際は、ブレーキダスト専用のクリーナーを使用すると、より効果的に落とすことができます。
3. ホイールコーティングをする
ホイールコーティングをすると、ブレーキダストが付着しにくくなります。
ホイールコーティングは、ガラス系やポリマー系など、さまざまな種類があります。自分の車に合ったコーティングを選ぶようにしましょう。
4. ブレーキパッドの寿命を延ばす
ブレーキパッドの寿命を延ばすことで、ブレーキダストの発生量を抑えることができます。
ブレーキパッドの寿命は、車の使用状況によって異なりますが、一般的には2年~3年程度です。定期的にブレーキパッドの残量を確認し、摩耗が激しい場合は早めに交換しましょう。
まとめ
輸入車のブレーキダストは、見た目が悪いだけでなく、車の性能にも影響を与える可能性があります。そのため、定期的にメンテナンスをして、ブレーキダストの発生を抑えましょう。
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