体験談、車検の見積に何社かにお願いをしたのですが、「オイルエレメント」と「オイルフィルター」というお店ごとに表記の違いをみつけました。お店のスタッフさんに聞くと、製品は同じで呼称が違うとのことでしたが、少し気になったので、調べてみました。同じものを指しているように見えるけど、それを「オイルエレメント」と呼んでいる人と「オイルフィルター」と呼んでいる人の両方がいる、なんて、、、、あってよいものなのか、、、、そこで今回は、そもそも「オイルエレメント」とは何なのか、「オイルフィルター」との違いはあるのか? その正体に迫ってみようと思います!!
1.「オイルエレメント」「オイルフィルター」とは?
1.1.違いは?
冒頭挙げた通り、オイルエレメントはオイルフィルターと同じ意味で使われている場合があります。ですが、このふたつは厳密にいうと別のものです。
オイルフィルターはその名の通り、カートリッジ全体を指す言葉です。
オイルエレメントはフィルターの中の「ろ過紙」のことを指す単語です。
つまり、「オイルフィルター」の部品ということですね。
呼び方はどちらも正解です。先ほど記述した通り両者は本質的には別物ですが、どちらも「エンジンをきれいにするパーツ」であることに変わりはありません。
車の構造に合わせて、装着できる種類は決まっています。よって、種類を選ぶことはできません!※純正品やOEM製などは選択可能
1.2.交換時期は?
上に挙げた通り、オイルエレメントはオイルフィルターの部品です。したがって、その効果や交換時期もおおよそ「オイルフィルター」と変わりありません。おおよそオイル交換2回につき1回 の交換のイメージになります。時間に換算するとおおよそ1~2年です。交換を怠るとオイル内の汚れを取り除くことが出来ず、エンジントラブルの原因になってしまいます。オイルフィルターの詳しい解説が読みたい方はぜひこちらの記事も読んでみてください! ※オイルフィルターは、オイルエレメントと一体型構造となっており、分解できないタイプのものが主流です。
オイルフィルターってなに?その効果と交換時期は? – エネオスフロンティアサービス予約 (eneos-frontier.net)
2.「オイルフィルター」の種類
ではここから、マニアックにどんな種類があるのかを見ていこうと思います。種類は主に3つに分類されます。それぞれの特徴をまとめていきますので交換の際に参考にしてみてください。
2.1.フルフロー型
こちらが最も一般的なもので、オイルパンに汚れたエンジンオイルを溜め、それを吸い上げてろ過することで大量のエンジンオイルをろ過できることが大きな特徴と言えます。
また、交換の際にオイルエレメントのみを取り換えるタイプと、外装ごとオイルフィルターすべてを取り換えるタイプの2種類に分けられることもこの型ならではの特徴です。
2.2.バイパス併用型
上で説明したフルフロー型の特徴に加え、バイパスフィルターというものを併用しているものです。最大の特徴はろ過紙の目が細かく、細かい汚れまで吸着可能になっています。半面、ろ過に要する時間が増えてしまうので、その点ではフルフロー型の方が勝っています。
こちらは、エネルギーの燃焼時に煤が発生しやすいディーゼル車でよく使われています。
2.3.コンビネーション型
フルフロー型、バイパス型の2種類のろ紙をまとめて、1つのエレメントにしているオイルエレメントです。バイパス併用型は2つの異なるエレメントを内蔵しているのですが(それぞれのろ過紙が独立して存在しているイメージ)、コンビネーション型では2枚ともを一つにまとめて配置しています。
それゆえ、バランスの取れた効率的なろ過が可能になっています。
・まとめ
以上が正体についての解説でした。呼び方から種類まで、ぐんと知ることが出来ましたね。前述したようにオイルエレメントはオイルフィルター内の部品のことで、当然ながらオイルフィルターやエンジンオイルと密接な関係にあります。交換の時期もエンジンオイルの交換時期を軸に考えているくらいですからね。ですので、オイル交換の際にでもこの記事を思い出してください。きっとあなたのカーライフをより豊かにしてくれるかもっ。。。。!!
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