会津若松市は、福島県北部にある市で、白虎隊の悲劇など戊辰戦争の歴史的な舞台として知られています。また、鶴ヶ城や大内宿などの歴史スポットや、豊かな自然を楽しめるスポットも数多くあります。
今回は、そんな会津若松のおすすめ観光スポットを5つご紹介します。
1. 鶴ヶ城
会津若松のシンボルである鶴ヶ城は、白虎隊の悲劇をはじめ、戊辰戦争の激戦地となったお城です。現在では天守閣が復元されており、当時の様子をうかがうことができます。天守閣からは会津若松市街を一望でき、絶景を楽しむこともできます。
鶴ヶ城のハートの石垣
鶴ヶ城のハートの石垣は、近年SNSで話題になっているスポットです。石垣の中に自然にできたハート型の石があり、縁結びの御利益があるとされています。
場所
ハートの石垣は、鶴ヶ城公園内にある追手門近くにあります。天守閣から降りてすぐの場所なので、アクセスも良好です。
見つけるコツ
ハートの石垣は、高さ約50cm、幅約1mと比較的小さいため、見つけにくい場合があります。少し離れたところから石垣全体を眺めると、ハートの形を見つけやすくなります。
ハートの石垣に関する情報
- 場所:鶴ヶ城公園内 追手門近く
- 大きさ:高さ約50cm、幅約1m
- 言い伝え:縁結びの御利益がある
2. 飯盛山
飯盛山は、白虎隊の悲劇で知られる場所です。戊辰戦争の際、会津藩主の命令で自刃した少年兵たち19名が、飯盛山で自刃しました。現在、飯盛山には白虎隊十九士の墓や、白虎隊記念館などが建てられています。
飯盛山は、歴史的な観光スポットであるだけでなく、ハイキングや登山を楽しむこともできます。山頂からは、会津若松市街や鶴ヶ城を一望することができます。
白虎隊十九士の墓
白虎隊十九士の墓は、飯盛山の山頂にある白虎隊記念館の隣にあります。白虎隊士たちの遺骨が埋葬されており、毎年多くの観光客が訪れています。
飯盛山展望台
飯盛山展望台は、飯盛山の山頂にある展望台です。山頂からは、会津若松市街や鶴ヶ城を一望することができます。
3. 白虎隊記念館
白虎隊は、戊辰戦争の際、会津藩主の命令により自刃した少年兵たちです。白虎隊記念館では、白虎隊士たちの遺書や写真などが展示されており、彼らの悲劇について詳しく学ぶことができます。
4. さざえ堂
さざえ堂は、江戸時代後期の東北から関東地方にかけて見られた特異な建築様式の仏堂です。堂内は二重らせんのスロープに沿って三十三観音や百観音などが配置され、堂内を進むだけで巡礼が叶うような構造となっているのが特徴です。
会津さざえ堂は、正式名称を「円通三匝堂(えんつうさんそうどう)」といい、福島県会津若松市にある飯盛山にあります。1796年に建立され、高さ16.5m、六角三層の堂宇は大変貴重な建築物です。
さざえ堂内部は二重らせんのスロープになっており、西国三十三観音像が安置されています。参拝者はこのスロープを上り下りしながら、三十三観音巡礼をすることができます。
さざえ堂は、その独特な構造と歴史的な価値から、会津若松市を代表する観光スポットの一つとなっています。
5. 大内宿
大内宿のねぎそば
大内宿は、江戸時代の宿場町がそのまま残っている町並みが魅力的なスポットです。茅葺き屋根の民家が軒を連ね、タイムスリップしたような感覚を味わえます。また、大内宿名物のそばを食べ歩きするのもおすすめです。
大内宿名物の「ねぎそば」は、江戸時代から続く伝統的な郷土料理です。そばを箸代わりに長ネギを持ち、薬味を乗せて食べるというユニークな食べ方が特徴です。
ねぎそばの起源
ねぎそばの起源は諸説ありますが、江戸時代に会津藩主の参勤交代の際の宿泊地だった大内宿で、宿泊客をもてなすために考案されたという説が有力です。当時、大内宿周辺ではそばがよく栽培されており、ねぎも手に入りやすかったことから、手軽に作れる料理として人気が出たといわれています。
6. 会津武家屋敷
会津武家屋敷は、福島県会津若松市にある野外博物館です。会津藩の家老であった西郷頼母邸を中心に、復元または移築された歴史的建造物が建ち並ぶ。
会津武家屋敷では、江戸時代の会津藩の武士たちの生活様式を学ぶことができます。当時の衣装を着て記念撮影ができる「御写真処」や、手作り体験ができる「手作り体験館」など、様々な体験プログラムも用意されています。
7. 会津東山温泉
東山温泉は、会津若松市街地から車で約20分の場所にある奥羽三楽郷の一つに数えられる歴史ある温泉郷です。江戸時代から続く歴史ある温泉街で、静かな環境でゆっくりと温泉を楽しむことができます。
会津東山温泉は、1,300年以上の歴史を持つ古湯であり、江戸時代には会津藩主の保養地としても利用されていました。泉質は単純硫黄泉で、無色透明、無臭、優しい口当たりが特徴です。効能としては、神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、疲労回復などに効果があるとされています。
会津東山温泉には、旅館やホテル、民宿など約20軒の宿泊施設があります。日帰り入浴可能な施設も多く、気軽に温泉を楽しむことができます。
8. 五色沼(裏磐梯)
五色沼(ごしきぬま)は、福島県北塩原村にある大小30余りの湖沼群の総称です。磐梯山の北側、裏磐梯と呼ばれる地域に位置し、緑、赤、青など様々な色の沼が点在しています。磐梯朝日国立公園に指定されており、ハイキングやトレッキング、カヌーなどのアウトドアアクティビティが楽しめます。
五色沼の名称は、天候や季節、見る角度、水中に含まれる火山性物質などによって、湖の色が様々な色に見えることから名付けられました。特に有名なのが、毘沙門沼、赤沼、みどろ沼、竜沼、弁天沼、るり沼、青沼、柳沼の8つの沼です。
9. 会津藩校 日新館
会津藩校 日新館は、福島県会津若松市にある江戸時代の藩校です。1803年に創設され、会津藩の武士の子弟が学ぶ教育機関として重要な役割を果たしました。現在は国の重要文化財に指定されており、当時の面影を残したまま復元されています。
日新館の歴史
日新館は、会津藩9代藩主・保科正寿によって創設されました。当時の日本では、西洋思想や蘭学が盛んになりつつあり、会津藩も時代の変化に対応するために藩校を設立する必要性を感じていました。日新館には、儒教、兵学、医学、天文学など、幅広い科目が教えられていました。
日新館の教育方針は、「文武両道」でした。武士は学問だけでなく、武芸も身につけることが重要と考えられていました。日新館には、剣術、槍術、柔術、砲術などの武術場もありました。
日新館からは、多くの優秀な人材が輩出されました。戊辰戦争で活躍した白虎隊の少年たちも、日新館で学んだ若者たちです。
10. 野口英世記念館(猪苗代)
野口英世記念館は、福島県猪苗代町にある、世界的な細菌学者・野口英世の生涯と業績をを紹介する博物館です。野口英世の生家を利用した博物館で、野口英世の遺品や研究資料などが展示されています。
まとめ
会津若松は、歴史、自然、グルメなど、様々な魅力が詰まった観光地です。今回ご紹介したスポット以外にも、まだまだたくさんの見どころがあります。ぜひ、会津若松を訪れて、充実した観光をお楽しみください。
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執筆者
「ENEOSフロンティア TCS推進部 リテールサポートG」WEBマーケティング担当