ガソリンスタンドは、ガソリンや軽油などの危険物を扱う施設であるため、消防法や建築基準法によって厳しい基準が設けられています。その結果、一般の建物よりも耐震性・耐火性に優れた構造となっています。
今回はガソリンスタンドが地震に強い理由を詳しく解説しますので、ぜひ日々の生活にお役立てくださいね!
ガソリンスタンドの耐震性の秘密
1.コンクリート造の構造
ガソリンスタンドの建物は、コンクリート造が原則とされています。コンクリート造は、鉄筋で補強されたコンクリートを使用することで、高い耐震性を実現することができます。
コンクリート造のガソリンスタンドは、地震の揺れに耐えるため、以下のような構造になっています。
- 柱や梁などの構造部材に、鉄筋をしっかりと埋め込む
- 構造部材同士を、コンクリートでしっかりと接合する
- 壁を厚くして、地震の揺れを吸収する
これらの構造により、コンクリート造のガソリンスタンドは、一般の建物よりも地震の揺れに強いと言えます。
2.耐震壁の設置
ガソリンスタンドの建物には、耐震壁が設置されています。耐震壁は、地震の揺れを吸収する役割を果たします。
耐震壁は、建物の壁面に設置されることが多いのですが、ガソリンスタンドでは、建物の内部にも耐震壁が設置されています。これにより、地震の揺れが建物全体に分散され、倒壊を防ぐ効果が期待できます。
3.タンクの地下埋設
ガソリンスタンドのタンクは、地下に埋設されています。地下に埋設することで、地震の揺れからタンクを守ることができます。
タンクは、地震の揺れによって変形したり、破損したりすると、ガソリンや軽油が漏れ出し、火災などの二次災害を引き起こす恐れがあります。そのため、ガソリンスタンドでは、タンクを地下に埋設することで、二次災害を防止しています。
これらの構造により、ガソリンスタンドは、地震が発生しても倒壊や火災などの被害を受けにくいと言えます。
まとめ
実際に、1995年の阪神・淡路大震災や2011年の東日本大震災においても、ガソリンスタンドは、周辺の建物が倒壊や焼失する中、被害を受けずに営業継続したケースが多く見られました。
ガソリンスタンドは、地域の防災拠点としても重要な役割を果たしています。地震が発生した際には、ガソリンスタンドに避難することも検討してみてはいかがでしょうか。
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