ガソリンスタンドの屋根が平らである理由ってご存知でしょうか?
今回は、知っているとちょっと自慢できる「ガソリンスタンドの屋根が平らである理由」を解説しますので、友人や会社の同僚・上司にぜひ自慢してみてくださいね!
ガソリンスタンド屋根の役割
ガソリンスタンドの屋根は、一般的に「キャノピー」と呼ばれます。キャノピーは、給油時に雨水が燃料に混ざるのを防いだり、雨雪や日光を遮ることで従業員の労働環境を改善したりといった役割があります。
ガソリンスタンドの屋根が平らである理由
1.実は平らじゃない!!
キャノピーは、雨や雪から人や物を守るための屋根付きの構造物です。その構造は、下から見ると平らですが、上の面は緩やかな勾配が設けられています。この勾配によって、雨水は中央や外側に集まり、配管から排水されます。
積もった雪は、太陽光で自然に解けるようにしていますが、雪が多い地域などでは、キャノピーに融雪用のヒーターを内蔵している店舗もあります。ヒーターを内蔵することで、雪を溶かしたり、凍結を防いだりして、雪降ろしの必要をなくすことができます。
こうすることで、雨や雪がキャノピーの周りに落ちることがなくなり、氷柱ができにくくなるというメリットがあります。
2.コストと設置時間の短縮
キャノピーの形状には、平らなものとアーチ型のものがあります。アーチ型のキャノピーは、見た目が美しく、重厚感があるといわれています。しかし、平らなキャノピーに比べて、施工が困難で、工期やコストがかさみます。
具体的には、アーチ型のキャノピーを施工する場合、まずアーチ型の骨組みを組み立て、その上に屋根材を葺く必要があります。一方、平らなキャノピーを施工する場合、骨組みは単純な平面で済み、屋根材も平板な形状のものを使用することができます。そのため、工期が短縮され、人件費や資材費などのコストを抑えることができます。
例えば、あるガソリンスタンドの建設業者によると、アーチ型のキャノピーを施工する場合、工期は約1ヶ月かかるのに対し、平らなキャノピーを施工する場合は約2週間で済むとのことです。また、コスト面ではアーチ型のキャノピーの施工費は約1,000万円かかるのに対し、平らなキャノピーの施工費は約500万円で済むとのことです。
3.全国各地への展開
ガソリンスタンドは、全国各地に点在しており、寒冷地から温暖地まで、さまざまな気候条件下で営業されています。平らなキャノピーは、雪が積もる地域でも雪下ろしを容易に行うことができるため、全国各地で採用されています。
アーチ型のキャノピーは、雪が積もった状態では、雪下ろしが困難になる場合もあります。そのため、寒冷地では、平らなキャノピーの方が安全かつ効率的にメンテナンスを行うことができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか、今回はガソリンスタンドの屋根が平らである理由を解説しました、ドライブの際にガソリンスタンドにお立ち寄りの際は「屋根」に注目してみてくださいね!
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