大雨の時の運転は視界や路面の状態が悪くなる以外にも大きなリスクが潜んでいます。
この記事では、車が立ち往生してしまう雨量や、大雨で道路が冠水したときの適切な対応をご紹介します。
夏はアウトドアや観光地へのドライブを楽しむ方が増えますが、近年、局地的な豪雨や線状降水帯の影響で、車が立ち往生するケースが増えています。特に1時間あたりの降水量が増加すると、車のハンドリングやブレーキ性能に影響が出ます。
雨の強さと降り方
1時間雨量(mm) | 雨の強さ(予報用語) | 人の受けるイメージと影響 | 屋外の様子 | 運転への影響 |
---|---|---|---|---|
20~30 | 強い雨 | 土砂降りで傘をさしていても濡れる。 | 地面一面に水たまりができる。 | ワイパーを速くしても前方が見づらい。 |
30~50 | 激しい雨 | バケツをひっくり返したように降り、傘をさしていても濡れる。 | 道路が川のようになる。 | タイヤが滑りブレーキが効きにくくなる、ハイドロプレーニング現象が起きやすくなる。 |
50~80 | 非常に激しい雨 | 滝のように降り、傘が全く役に立たなくなる。 | 水しぶきであたり一面の視界が悪くなる。 | 車の運転は危険。 |
80~ | 猛烈な雨 | 息苦しくなるような圧迫感があり、恐怖を感じる。 | 水しぶきであたり一面の視界が悪くなる。 | 車の運転は危険。 |
また、車内まで浸水してくるほど水深の深い水たまりなどに入ってしまうリスクもあります。冠水は車の性能や安全性に大きな影響を及ぼします。
とりわけ車のブレーキ性能が低下し、エンジン停止のリスクも高まります。また、冠水の深さによっては、車のドアが開かなくなるという危険性もあります。
適切な運転対応
雨が強くなると、車の運転には細心の注意が必要となります。視界が悪くなった際の対応や、スリップ防止のために急のつく動作を控えるようにすることで、事故のリスクを低減できます。
非常時の避難方法
万が一、車が冠水で立ち往生した際の避難方法や、ドアが開かなくなった時の対処法についても理解しておくことが重要です。安全確保のための具体的な方法や、道具の使用方法を押さえておきましょう。
まとめ
大雨時の運転は多くのリスクが伴います。安全運転のためには、雨量や道路の状態、そして適切な対処法を知ることが不可欠です。常に天気予報をチェックし、必要な場合は運転を控えるなどの判断を下しましょう。
以上の内容を参考にして、安全な運転を心がけてください。